案件

MCP を使って共同作業に必要な情報を保存します。


epismo_case_get と epismo_case_access_get は、案件コード(例: PANDA-317)または UUID を受け付けます。ほかのツールで caseId を指定するときは、epismo_case_get が返す UUID を使います。

公開案件では現在のタイトル、入力、タスク、記録、閲覧可能な引き継ぎを読めます。後から追加した内容も公開対象です。作成者・担当者の公開プロフィールへの参照は含みますが、非公開の共有先、リンク元資料、AI の評価レポート・要約、内部設定は含みません。公開設定では閲覧だけを許可します。明示的に共有された閲覧者は非公開案件とリンク元資料も読めますが、更新には編集権限が必要です。

古い記録は epismo_case_record_list で取得します。返された recordsNextCursor と recordsScope を cursor と scope に渡してください。CLI の出力では、これらの項目名はスネークケースです。

公開案件の閲覧は、Web・CLI・API・MCP のいずれでもログイン不要で、クレジットを消費しません。API・CLI・MCP で案件の詳細を取得する際は、付随する情報も案件の取得 1 回分、1 クレジットに含まれます。通常の Web 閲覧は無料です。

結果を共有したり、後から作業を再開したりする場合に epismo_case_start を使います。プレイブックのバージョンを指定して始める方法と、タイトルだけで始める方法があります。

  • 途中の作業状態はクライアント側に保持します。
  • 結果、判断、評価(kind=note)、共有された約束(kind=agreement)、引き継ぎの要約は epismo_case_record_append で追記します。
  • 自分が作成した記録の修正・削除には epismo_case_record_update と epismo_case_record_delete を使います。
  • 担当や承認を明示する必要がある場合だけ epismo_case_task_create でタスクを作ります。
  • 案件の編集者は epismo_report_case_generate で案件の証拠と記録全体に対する AI レビューによる評価を依頼できます。評価はバックグラウンドで進みます。受付時に、処理状況を確認するための情報が返ります。評価には組み込みの指示を使います。所有元のカスタム評価指示やリクエストごとのプロンプト指定には対応していません。評価結果と提案は epismo_report_case_get で確認し、フォローアップタスクの作成などの提案は epismo_report_case_act で採用または対応不要にします。 保存済みの提案内容をすべて確認し、reportId・proposalId・action(create または dismiss)を指定します。対応不要とする場合は任意の feedback も指定できます。採用すると保存済みの内容を変更せず、タスク、引き継ぎリンク付きの案件、改善提案、または初版を含むプレイブックを作成します。title・content・定義の上書き・idempotencyKey は送信しません。再試行には提案の識別子を使います。判断は提案ごとに保存され、処理済みの提案を再送しても作業を重複作成せず、現在の保存済みレポートを返します。

新しい案件とプレイブックは、操作するユーザーの現在の請求元に作成され、作成者だけに編集権限を付与します。元の案件の共有設定や外部ソースはコピーしません。案件を作成すると元の案件からの引き継ぎリンクが追加されますが、元の案件は終了しません。プレイブックの作成は、繰り返しの実績と今後の利用見込みを証拠で確認できる場合に限って提案します。採用または対応不要とした作成提案は、同じ案件で再提案しません。証拠の変更による再評価の案内は参考情報であり、操作をブロックしません。操作時の権限確認と各機能の検証は引き続き適用されます。

  • 関連する案件は epismo_case_handoff_create で結び、epismo_case_handoff_graph_get で引き継ぎ関係を確認します。epismo_case_handoff_candidates_list では、direction=outgoing または direction=incoming を指定して、循環や重複を生まない候補を取得できます。
  • ツールが冪等性キーを求める場合は、操作ごとに新しいキーを生成します。案件やタスクを変更する前には最新のロックバージョンを取得します。

競合が起きたら案件やタスクを読み直し、変更の意図がまだ適切か判断します。古いリクエストのロックバージョンだけを差し替えて再送しないでください。

エージェント自身を担当者として扱わず、ユーザーを割り当てる必要がある場合だけ epismo://context/users から ID を選びます。割り当てる前に、そのユーザーが案件の ACL に含まれていることを確認してください。

案件の作業を再開するときは、epismo_case_record_list で記録を時系列に取得します。scope に self、ancestors、descendants、neighbors、connected を指定すると、引き継ぎでつながる案件の記録も取得できます。タスク・作成者・種類・生成元で絞り込めます。各案件のアクセス権限は引き続き適用され、絞り込みによって閲覧権限が増えることはありません。

作成時の明示的な共有設定と共有設定の更新は access: { visibility, grants } を使います。公開範囲は restricted/public、共有先はユーザー・チームの UUID または登録済みユーザーのメールアドレスをキーに viewer/editor を指定します。メールアドレスは保存前にユーザーの UUID に解決し、応答は UUID を返します。未登録のメールアドレスや、同じユーザーに解決される共有先の権限が競合する場合は、更新全体を拒否します。更新は設定全体を置き換えるため、無関係な共有先を保持し、自分への直接共有を残す場合も含めてください。所有者は共有設定とは独立して管理権限を持ち、担当者や管理者には自動で権限を付与しません。編集者は共有設定の取得・変更、少なくとも1件の明示的な編集者を保持した共有設定の変更、アーカイブ・復元ができます。通常の取得結果には非公開の共有先一覧が含まれないため、編集者は共有設定の取得操作で設定全体を確認します。アクセスと権限も参照してください。

入力の更新とプレイブックの選択

進行中(open)案件の更新には epismo_case_update を使い、caseId、最新の expectedLockVersion、idempotencyKey を渡します。versionId に閲覧可能かつアーカイブされていないバージョンを指定するとプレイブックを追加・差し替えできます。null を指定すると解除し、省略すると現在の選択を維持します。案件の編集権限が必要です。

タイトル・入力・プレイブックの更新では、プレイブックが設定されている場合、保存後の入力が選択したバージョンの入力スキーマを満たすかを検証します。input を渡すとオブジェクト全体を置き換え、省略すると現在値を使います。プレイブックの選択と入力の置き換えはまとめて保存し、検証に失敗したらどちらも保存しません。プレイブックを解除すると入力は維持し、以前のスキーマは適用しません。

{
	"caseId": "<case-uuid>",
	"versionId": "<version-uuid>",
	"input": { "customer": "Acme" },
	"expectedLockVersion": 1,
	"idempotencyKey": "<new-uuid>"
}

プレイブックを解除するには、最新のロックバージョンと新しい冪等性キーに加えて "versionId": null を送ります。

プレイブックの追加・差し替え・解除はシステムの履歴に残り、変更前と選択後のバージョンを該当する場合に記録します。既存のタスク・記録・レポートは維持し、タスクは元のステップへの参照を保持します。

所有・責任・ライフサイクル

プレイブックと案件には所有元のユーザーまたはワークスペースのアカウント(ownerId)があり、請求先も兼ねます。個人所有者は全権限を持ち、ワークスペース所有の場合は現在のオーナー・管理者が所有権限を行使します。それ以外のメンバーには、ユーザー・チームへの明示的な共有、または公開コンテンツへの公開設定が必要です。所属だけでリソースへの権限は得られません。退会時には、そのワークスペースが所有するアイテムへの直接共有も、完了・アーカイブ済みを含めて解除されます。解除によって編集者がゼロになるアイテムがあれば、完了・アーカイブ済みも含め、先に別のユーザーまたはチームを編集者に追加してください。個人所有や別ワークスペースのアイテムへの共有は維持されます。チーム経由の権限と管理権限は現在の所属に従います。必須 SSO は所属メンバーに適用し、非メンバーへの直接共有は通常の Epismo 認証で利用できます。ワークスペース間のチーム共有では、参加元ワークスペースの SSO を確認します。一覧は明示的な共有と対応する公開設定で決まり、所有権限だけでは表示されません。

案件とタスクの更新には最新の expectedLockVersion(取得時は lockVersion)が必要です。競合したら現在の状態を読み直し、変更を再検討してください。案件の編集者は担当変更、タイトル変更、終了・再開、全共有設定の変更、アーカイブ・復元ができます。担当変更は権限を付与しないため、選ぶ相手には既存の編集権限が必要です。共有解除によって担当者は変更されません。開始者、作成者、完了済み承認は履歴として保持します。

作成・コピー時の ownerId を省略すると、選択中のワークスペース、未選択なら個人アカウントを所有元にします。明示指定にも権限確認が適用されます。保存済みの接続先を含め、ワークスペースを選択している場合、作成時は private: true、空でない teamIds、access のいずれか1つを明示します。個人スペースでは共有指定を省略できます。選択したチームの編集権限で作成者も編集できるため、重複する直接共有は追加しません。明示した作成者への共有は保持します。管理者や担当者の指定は共有設定の代わりにはなりません。

アーカイブは終了とは別の操作です。編集者と所有者は Web・CLI・API・MCP から実行できます。アーカイブ済み案件は通常の一覧・件数・引き継ぎグラフから外れ、開けなくなりますが、作業内容は保持します。archived=true(CLI は case list --archived)で UUID と最新のロックバージョンを取得し、状態・担当・共有設定を変えずに復元できます。完全削除は所有者だけが行え、アーカイブ済み案件の最新の expectedLockVersion が必要です。タスク・記録・資料キャプチャ・引き継ぎリンクを削除しますが、他の案件や外部サービスの原本は変更しません。

epismo_case_archive / epismo_case_restore / epismo_case_delete

案件の所有元移管には epismo_case_owner_transfer、case owner transfer <case-id> --owner-id <account-id> --lock-version <n>、または PATCH /v1/cases/{caseId}/owner(ownerId・expectedLockVersion・idempotencyKey)を使います。現在の所有権限が必要です。個人所有の案件は接続中のワークスペースへ移せますが、公開案件には移管先の管理権限も必要です。ワークスペース所有の案件は、作成者またはそのワークスペースのオーナーへ移せます。個人間・ワークスペース間の移管はできません。担当と共有設定を維持し、請求先を変更して、派生した案件の評価レポートを消去します。担当変更だけではこれらの所有元に関する変更は行いません。

公開案件は epismo_case_list で探索できます。公開一覧はログイン不要で、記録のない案件も更新日時順に返します。元プレイブックは playbookId で指定します。ログイン中は sharingScope を省略すると閲覧可能な全分類を含み、only_me・shared・anyone で絞り込めます。フィルターはアクセス権を追加しません。アクセスと権限も参照してください。

保存済みの評価を読む

案件の詳細には閲覧可能な最新レポートと生成ジョブを含み、履歴の取得や AI の実行は行いません。epismo_report_case_list に caseId、任意の pageSize・cursor を指定すると、評価日時・作業の健全性・要約を新しい順で取得できます。epismo_report_case_get に保存済みの reportId を指定すると、その評価の全体を読みます。

履歴の閲覧には現在の案件の作業権限が必要で、現在の共有範囲と一致する評価だけが返ります。公開閲覧者にはレポートも要約も返しません。新しい評価に置き換わったレポートは historical: true の読み取り専用となり、未処理の提案を採用・対応不要にすると HTTP 409 を返します。最新のレポートを読み、提案内容を確認し直してから操作してください。証拠が変わっただけの場合は、引き続き再評価を勧める通知にとどまります。

記録の種別は note・output・システム専用の activity・agreement です。新規作成と種別変更には note・output・agreement を指定します。人やエージェントの評価はノートに保存でき、AI レビューは別のレポートに保存されます。

個人・チームレポート

個人レポートは現在の請求元の範囲で生成した本人だけが読めます。チームレポートと提案への対応結果は、現在のワークスペースを通じたチームの参加者で共有します。 対象の選び方、作業の健全性、履歴、共有の扱いは AI レビューを参照してください。

操作 個人 チーム
生成 epismo_report_personal_generate epismo_report_team_generate
最新・ジョブ・保存済みの取得 epismo_report_personal_get epismo_report_team_get
履歴 epismo_report_personal_list epismo_report_team_list
提案への対応 epismo_report_personal_act epismo_report_team_act

チームの生成・取得・一覧には teamId が必要です。提案への対応では保存済み reportId からチームを特定します。生成は UUID の idempotencyKey を受け取り、ジョブを返します。取得は jobId または reportId の片方だけを使い、一覧は pageSize・cursor でページ分割します。提案内容をすべて読んでから、reportId・proposalId・action(create または dismiss)と任意の対応不要の理由 feedback を指定します。保存済み内容を変更せず使い、対応用の冪等性キーは指定しません。